色褪せることのない、不朽の名作
「超人機メタルダー」
私はこの作品の悪の組織「ネロス帝国」は
統制のとれた超ブラック企業だと思っています。
ただ、ブラック企業とはいえ学ぶところがある。
今回は凱聖クールギンが雄闘ウォッガーに対して指導したシーンを紹介します。
話の概要
ネロス帝国に騙されて奴隷として連れた来られた人々がいました。そこで奴隷を監視している雄闘ウォッガー。過剰の労働で倒れた人を無理やり働かせるウォッガーに、女性の一人が雄闘ウォッガーに逆らいます。雄闘ウォッガは激高してその女性に手を上げます。
その様子をみた、凱聖クールギンは逆らった女性の才能を見抜き、ウォッガーにこういいます。
ウォッガー。女の言うことに向腹を立てるようではいかん。
女を上手く使うことも上に立つ者の役割と思え。
ウォッガーはその言葉を受け止め、早速、女性を呼び出し、すぐ謝罪をします。その後、彼女が欲しい言葉を投げかけ、彼女を昇格させます。彼女は迷いながらもウォッガーの言うことを聞き、捨て身でメタルダーを倒しにいきます。
ブラック人心掌握術!?
奴隷とした働かせていた女性を昇格させ、メタルダーを倒しに行かせる。社員を名ばかり管理職に抜擢させ、心身擦り切れるまで働かせるブラック企業に見えてしまいます。。。
時代が時代なので、「女を上手く使う」なんて言葉は今となってはNGワードな気がしますが、要は「人をうまく使う」ということがここでのキーワードです。
この話を観て、まず人と接するとき、感情だけぶつけても無駄だということがわかると思います。人と良好に接する際、マナーのようなものが存在すると思いました。
今回のウォッガの例だと、彼は3つのことをしました。
悪かったところは素直に謝罪をする
相手がかけてほしい言葉をかけてあげる
認めてあげる
ウォッガーが女性に手を挙げた時と、女性に謝罪したときで、ウォッガの女性に対する想いは変わっていないはず。
しかし、接し方をを変えたら
女性は逆らわなくなり、そればかりか有能な部下になった。
なぜか?
感情的にならず、思いつきで話さなかった。準備をしていたから。
人とコミュニケーションをする際の奥義なのではないでしょうか?人と接する際には心がけていきたい作法です。
しかし・・・
悪用厳禁です。