フィクションというのは、無駄だと言う人もいるかもしれませんが、あずかり知らぬところで、フィクションから元気をもらい、影響を受け、心の栄養になっている気がします。
今も昔もそうですが、私は平々凡々と幸せな生活を送れていますが、特に私が小学生だった頃は毎日が大変楽しく感じられました。
もちろん周囲の友人が良かったのも、もちろんありますが、振り返ってみると、その時見ていたアニメ・特撮に元気をもらっていたのではないかなぁと思うようになりました。
アニメ・特撮に元気 をもらう
↓
自然と心が高揚し、笑顔になる
↓
友人と朗らかに遊べる
ってな風に、その背景にはいつもアニメ・特撮があったような気がします。
そう考えて特に今の私を形作ってくれたアニメで真っ先に思い浮かんだのが、
絶対無敵ライジンオー
というアニメ作品です。
この作品はある日突然、エルドランという宇宙人が現れ、 陽昇学園の5年3組の子供たちにロボットを操れる力を授けます。
そして、悪の帝国・ジャーク帝国の侵略から地球を守ることを子供たちに頼みます。
このアニメのすごいところは、まず、ロボットの発進シーンです。
学級委員長が発進命令を出すと、小学校全体が動き出し、机が勝手に動き出し、モニターやらコンピュータの端末やら出てきて、 5年3組が 指令室になります。
そのあと、パイロット3人がロボット3体に1人ずつ乗り込み、
- 一体目はプールの下から発進!
- 二体目は体育館の屋根が空いて発進!
- 三体目は運動場の下から発進 !
そう!
学校が基地になるのです!
・・・・
これ、大人が考えたんだよな。
と、思うほど、子供の願望を叶えたような、大人じゃあできない発想のアニメシーンが満載。
でも、子供(当時の私)からしてみれば、この発進シーンをみてワクワクしていました。
特に私が気に入っていたのが、パイロットの一人が学校の掃除用具入れから出動するシーン。
子供の頃、よくマネしてました。そして、そのまま
友人に閉じ込められる(^-^;
また、5年3組全員が何かしら役割があり、クラス全員で悪と戦うという設定。
そして自分たちを「地球防衛組」と名乗る始末。。。
まさに絵にかいたような理想。イジメとかないのか、このクラスは・・・。
ちょっとグレてる子供が見たら
「ケッ!こんなクラスはありえない。」
とか言いそうなほど、お花畑的な設定です。
まぁ何はともあれ、子供がワクワクするしかけ満載のテレビアニメでした。
これを観ていた小学生当時、 自分の中で「陽昇学園の5年3組」と「現実世界でのクラス」がリンクしクラスメイトに対して「一方的な仲間意識」を持っている自分がいました。
しかし、その「 一方的な 仲間意識」が功を奏したので、友人と仲良くして良い小学校時代を送れたのだと思います。
人間ってよっぽどのことがない限りは、こっちが「仲間」だと思っていると、相手も自分のことを「仲間」だと思ってくれる確率が非常に高くなるんですよね。
なので、この「絶対無敵ライジンオー」という作品は子供たちにクラスメイトと仲良くなるきっかけを与える名作だと思います。
更にこの「ワクワク」する感じは、閉塞してきたこの時代に良い起爆剤になると思います。
まぁ何が言いたいのかというと。
エルドランシリーズ続編出てくれ!
※エルドランシリーズ・・・宇宙人のエルドランが子供たちがロボットを与えて悪と戦う作品のこと。「絶対無敵ライジンオー」の他に「元気爆発ガンバルガー」「熱血最強ゴウザウラー」などあります。