映画「ドラゴンボール超ブロリー」を観てきました。※ネタバレです。
結果から言うと
大満足
ブロリーが登場する映画は、この映画の前に複数本ありますが、どの映画も島田敏さん演じるブロリーが
うぉぉぉぉおおお!
ってな感じで、白目をむき、雄たけびを上げて怒り狂う感じで、ただただ戦い続ける内容だったと思います。
今回も期待を裏切らず、後半は、白目剥いて叫び続けて戦ってました。
観ていて、正直
うるせぇ
とは思いましたが、それがブロリー映画のいいところだと思います。
怒り狂って
白目剥いて
叫んで暴れ続ける
そんな映画なんてそうそうありません。
あるとすれば、竹内力さん主演の「カオルちゃん最強伝説」ぐらいなんじゃないでしょうか。
なので、以前の映画を観ているブロリーファンからすれば期待通りの内容なんじゃないでしょうか?
そして、ブロリーと同じくらい孫悟空の叫び声も
うぁぁあああああ!
と、すさまじかった。。。
御年80歳を越えているとは思えない野沢雅子さんの声量も見どころポイントの1つです。
ブロリーの一面、そして心の触れ合い
今作はブロリーが自ら過去のことを話すシーンがありました。
ブロリーの純粋な一面を垣間見ることができるのも今作の魅力です。
戦う時以外は、無口のブロリーが一部のフリーザ軍の兵士に心を許し、自分から話し始めたところは感動しました。
どんな無口なやつでも心が通うようになれば、自分から話すんだよなぁという人間の心理が垣間見れたと思いました。
人間関係って大事だよな。
ということを学びました。
ろくでなしなブロリーの父親
今作もブロリーの父親のヤバさが強調されました。
復讐のためだけにブロリーを利用するのは前作と変わらずです。
さらに今作ではブロリーの切なさも垣間見ることができました。
例えばこんなシーンがありました。
ブロリーと仲良くなったフリーザ軍の兵士がブロリーの父親の愚行をみて、ブロリーの父親を非難します。
それに対してブロリーが言った一言、
「父親のこと悪く言うのはよくない・・・」
ブロリー・・・お前。。
ちょっと泣きそうになりました。
わからんけど、現実社会でDV受けている子供もこうなのかなと思うと、切実な問題提起がされているのではないかと思いました。
下級戦士、エリート戦士、規格外戦士~親と子へのメッセージ?~
サイヤ人は生まれたときに潜在能力を計られ、下級戦士、エリート戦士で分けられてしまいます。
そして孫悟空は下級戦士として判断され、
ベジータはエリート戦士。
そしてブロリーは能力が高すぎたため、危険因子と判断され、辺境の星に飛ばされてしまいます。
ただ、下級戦士と判定された孫悟空は、結局、スーパーサイヤ人になり、エリート戦士のベジータよりも強くなれた。
これは何を意味するか?
私はここに強いメッセージ性を感じました。
特に親子で観に行った人に対して二つのメッセージが込められていると思いました。
子供に対してのメッセージは
才能というものは存在するが、そのあとの巡り会いと努力次第でどうにでもなる。
というメッセージが込められている。
そして親に対しては
子供の成長は親が与える環境によって変わってくる
というメッセージが込められていると思います。
孫悟空は下級戦士と判断されましたが、父・バーダックが、孫悟空のために住みやすい星を選び、その結果、地球に孫悟空を送った。
そこで、孫悟空は無天老師に出会う。
それからブルマに会いドラゴンボールの存在を知り、強くなっていくわけです。
孫悟空は「地球」に降り立って、様々な人と出会い成長したからこそ、強くなれたわけです。
そして、バーダックが孫悟空を想う気持ちがあったからこそ、「孫悟空を地球に飛ばした」わけです。
このどちらか一方が欠けていたらどうなっていたかわからないでしょう。
まとめ
色々書きましたが、感想の要旨は以下の通りでした。
- 叫びまくるところはブロリーファンの期待を裏切らない仕上がり
- ブロリーの一面が見れる
- 親・子の両方に対して熱いメッセージがある。
絶叫が素晴らしかった、野沢雅子様、島田敏様のご健康をお祈りして、締めさせて頂きます。
今後もブロリー映画に更に期待します!!