私が尊敬する冨樫義博先生のハンターハンターでの名言を読み解いていきます。
冨樫義博先生の作品は私の中では人生のバイブルです。
今回はハンターハンター ネテロ会長の名言
心が正しく形を成せば
想いとなり想いこそが実を結ぶのだ。
を、読み解いていきます。
まず、この名言で
想いこそが実を結ぶのだ。
という言葉がありますが、これだけだと
「願っていれば願いが叶うよ。」
と言う意味になると思います。
この言葉だけ切り取ると全くの嘘になりますね。
何故かというと例えば
「過去に戻りたい!」
「人を生き返らせてほしい!」
と願い続けていても、今の現実では到底無理な話なわけです。
ただ、このネテロ会長の名言はその言葉の前に
『心が正しく形をなせば』
という言葉がついています。
これってなんでしょう?
私は
「自分の望みを正確に理解し、冷静な判断ができる状態」
のことを指すと考察しています。
例えば願いが「人を生き返らせたい!」だった場合、
どんなに祈っても無理なのはわかっているでしょう。
大切な人であればあるほど、そういう願いが浮かんでくるのは仕方がないですが、これを「現実の願い」にしてしまうと、冷静な判断ができていないわけです。
「冷静な判断ができない=心が正しく形を成していない」
わけです。
また、「過去に戻りたい!」と言う願いは、望みを正確に理解していないと言えます。
なぜかというと
「過去に戻って何をするのか?」
ということがわからないからです。
もっと具体的に言い換えて
「医者になりたくて、大学受験に失敗したので過去に戻ってもう一回試験を受けて合格したい」
だったとします。
これもまだ願いが正確ではない。
なぜなら「医者になって何するのか?」ということがわからないからです。
「医者になって、人の命を助けたい。だから過去に戻って大学受験で合格する必要があった。」
これもまだ望みが正確ではない。
人の命を助けるのだけなら、警察官・消防士じゃあだめなの?医者じゃなきゃだめなの?というか、人の命を助けたいのは日本限定?世界で飢餓に苦しんでいる人は助けたいとは思わないか?・・・などなど。ここで、最初の「過去に戻りたい」って願いは全然的外れだということがわかると思います。
「自分の望みを正確に理解していない=心が正しく形を成していない」
訳です。ちょっと意地悪な考え方にもみえますが、このように、深く掘り下げていって正確に捉える必要があります。こういった望みを正確にそして、瞬時に答えられる状態が
心が正しく形を成す
ということだと理解しています。
なので何が言いたいかというと、
「心が正しく形を成す」というのは非常に難しいことなのです。
正直私もまだ答えが出ないです。
しかし、行動力があったり、結果を出す人というのは、瞬時に「自分の望みを正確に理解し、冷静な判断ができる」のです。
瞬時にそれができるとどうなるか?
願いがはっきりわかっているので、モチベーションが下がらない。それに、願いを正確に瞬時に答えられると、周りも認めてくれてサポートも受けやすい。だから願いが叶いやすくなるわけです。