以前、仮面ライダー電王の映画「俺、誕生!」の感想の記事について
「たった1日でも1瞬でも忘れたくない時間はあるんだ」
というセリフがあり、それを聞いた瞬間、
「忘れたくない過去」より「忘れたい過去」が私の脳裏をよぎりました。
どうせ過去を思い出すなら「忘れたい過去」ではなく「忘れたくない過去」を思い出すようにしたい!
皆さんも当てはまることがあるのではないでしょうか?
今回はその方法を考えて記事にしてみました。
原因分析~なぜ、忘れたくない過去よりも、忘れたい過去が優先して思い出されるのか?~ |
そもそも忘れたい過去が優先して思いだされるのは、人間としてしょうがないことだと思います。以前、お坊さんが書いた本を読んだことがあるのですが、
「人間の思考には癖があり、刺激の強いものに囚われるから意識しないと刺激の強い方に引っ張られる」
なのだそうです。なので、当然ながら「忘れたい過去」の方が刺激が強いのでそっちが優先的に思い出されてしまうのです。
解決方法~じゃあどうすればいいか?~ |
そもそも、「忘れたくない過去」や「忘れたい過去」って、整理をしたことがないので、まずはどんな過去があるのか、書き出してみます。
以下は私の実際の事例。
■忘れたくない過去
・小学校の頃、仲の良い友達で秘密基地を作ろうとして町の工場に潜入し、怒られたけど楽しかったこと。
・大学の頃、友人たちと徹夜でゲームし、腹がよじれるほど笑ったこと。
■忘れたい過去
・残業が多く、ヘトヘトになって家に帰り、自宅に帰っても仕事があるのでパソコンを開いたら自分の失敗に対して上司から怒りのメールが来ていた。そして文末に「社会人何年目だ?」という、メールが返ってきた。
・職場の人に「こんなの小学生でもできるよ!」と怒られたこと。
・仕事でケアレスミスを連発したので、年下の上司に個別に呼ばれ「危機感ありますか?」と言われたこと。
実際、書いてみるとかなりダメージでかい・・・というか、忘れたい過去、刺激あり過ぎじゃね?(汗)
怒られたことは反省もしているし、対策もしているが、辛辣な言葉を言われるといつまでも記憶から消えない。というか思い出してしまうわけです。
じゃあこの記憶をどうしていくか?
このままだと「忘れたい過去」の方が刺激が強すぎる!なので、私はこう考えました。
対策その1 忘れたい過去に付加情報や解釈をつけて、面白くする |
忘れたい過去そのままダイレクトに受け取るからダメなのです。そこに刺激が弱くなるような情報をつけるといいと思いました。先ほどの例で言うと
・残業が多く、ヘトヘトになって家に帰り、自宅に帰っても仕事があるのでパソコンを開いたら自分の失敗に対して上司から怒りのメールが来ていた。そして文末に「社会人何年目だ?」という、メールが返ってきた。
→暇な上司だなぁ・・・よくここまで指導してくれるなぁ。言い方きついけど、言うこと聞いてやるか!(上から目線)
・職場の人に「こんなの小学生でもできるよ!」と怒られたこと。
→小学生レベルでここまで生きれるとは!!恵まれているなぁ俺。運に恵まれている!
・仕事でケアレスミスを連発したので、年下の上司に個別に呼ばれ「危機感ありますか?」と言われたこと。
→幽遊白書の「戸愚呂・弟」のセリフを現実で言われるとは。。。
(※実際は「お前に足りないのは・・・危機感だ!」)
まぁ適当な付加情報ですが、刺激の強い情報がちょっと面白情報に変わりましたね。こんな感じで、思い出したくない過去は編集すればいいと思います。
こうするとだんだん刺激が弱くなってきて、思い出す回数が減るようになります。完全には忘れませんが時間が経てば経つほど「ネタ」っぽくなり、友人や家族に面白おかしく話せるレベルになり、下手したらよい記憶になっちゃったりします。
対策2 忘れたくない記憶のレパートリーを増やす |
忘れたくない記憶というのは刺激が弱いので、ドンドン忘れて言ってしまいます。なので、忘れたくない記憶を限りなく思い出し、ノートやブログに書き出して置き、嫌なことがあったらそれを見るようにする。というのも手です。この機会に忘れたくない記憶なんだから積極的に記録しちゃいましょう。
「忘れたい記憶」はバンバン出てくるけど、「忘れたくない記憶」って、すぐには出てこないとは思います。おそらく1日かけてもでないことがあるので、
思い出したらドンドン記録しちゃいましょう!
とまぁ解決方法を提示してみましたがどうでしょうか?私も現在、実践中なので、効果が出たら、また報告します!