仮面ライダー

仮面ライダー電王から学ぶ~成長の条件~

成長とは?

人が成長する瞬間って、いいですよね。元気をもらえます。例え特撮ヒーロー番組でも^^;

ヒーローが新たな力を手に入れて、外見がガラっと変わる瞬間も、もちろん好きですが、どちらかというと人間的に成長する瞬間が鳥肌が立ちます。

今回は仮面ライダー電王の主人公・野上良太郎が成長する瞬間をみて、成長とは何か考察してみます。

話の概要

物語の後半、良太郎の前にカイという少年が現れます。彼はイマジンに指示を出すボスのような存在です。彼はイマジン達に指示を出して、過去に戻り、高校生時代の桜井侑斗を襲わせます。それを阻止しようと良太郎が助けに行きますが、その努力も虚しく、高校生時代の桜井侑人が消されてしまいます。それと同時に、現在の桜井侑侑斗も消えてしまいます。

その時の敵のイマジンと良太郎のやりとりでのワンシーンで良太郎の成長が見えました。以下、やりとりです。

良太郎呆然と立ち尽くす。

イマジン「ど~お?少しは面白かった?」

良太郎「面白い?」(声を震わせながら)

良太郎「勝手に時間弄って、こんな簡単に人を消して、それで面白いってどういうこと?」

イマジン「だってカイがそういってたし・・・」

良太郎「そんなの・・・ぼくは絶対認めない!」

私はなぜかこのシーンで涙がでてしまいました。
良太郎の悲しさと怒りに共感したのか?成長した瞬間をみて感動したのか?わかりませんが、色々な感情が湧いた結果、涙が出たのだと思います。

それとこのシーンの良太郎の「面白い?」の言い方が迫力がある。ドキっとする演技。

 

今まで、ナヨナヨとしてた良太郎が胆力が増す瞬間。

 

この瞬間が成長のシーンだと思いました。

この後の話でも、良太郎は、更にカイという少年に突っかかっていき迫力が増していきます。優しい良太郎のままでもいいかもしれないけど、こういった迫力をつけるのは人間としては大事なことなのではないでしょうか?
街のチンピラみたいに意味なく迫力がつくのではなく、誰かのために戦うことで迫力がつくというのは成長だと私は思います。

 

なぜ、良太郎は成長したのか?

私はこう思いました。

 

目の前に自分と違う信念の人間(イマジン)を目の当たりにしたから。

 

だと思います。

今回のシーンのように、人の不幸を「面白い」と言うような極悪人は世の中ではそうそうお目にかかれませんが、普段の生活でも自分の信念と違う生き方をしている人をたまに見かけます。別にあからさまに人に迷惑かけているわけではないんだけども、

「そういう生き方でいいのか!?お前は!?」

みたいな人いませんか?

その時に考えるわけです。

「じゃあどんな生き方ならいいのか!?」と

成長って、そういう人を目の当たりにすると、信念がドンドンはっきりしていくわけです。

なので成長するにはよく人を観察して、自分の信念と照らし合わせる。そうしていくうちに信念が固まってくると思いました。

自分と違う信念を目の当たりにすると成長する。

 

今回紹介した話

今回紹介した話は
仮面ライダー電王「第39話 そしてライダーもいなくなる」からの抜粋でした。

今回紹介したシーンの直後に電王に変身するのですが、その時の良太郎の動きにも注目してもらいたいです。いつもヘロヘロな動きをしている良太郎ですが、少しだけ動きのキレが良くなっています。スーツアクターさんの細かい演技に注目です。

ヨーセツ
特撮ヒーローに元気をもらって何とか生きています。特撮ヒーローから得た感動シーン、名言などをアウトプットして、二次的に特撮ヒーローを満喫しているサイトです。 まだまだ修行中ですが、このサイトの記事を読んで、少しでも元気になってくれることが夢です。 たまに好きな漫画、アニメについても書きます。 Twitterもやってます。気が向けばフォローお願いします。