仮面ライダーキバを観ているとあることに気づきました。
根に持たない登場人物が多い。
誰かというと、この3人です。
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- 麻生めぐみ
- 次狼
- 名護さん
1人1人解説していきます。
根に持たない登場人物たち
麻生めぐみの場合
母親の意志を継ぐため、イクサの力が欲しかったが、青空の会に認められず、ライバルである名護さんがイクサを持っている時の話です。
20話で、名護さんが攫われ、イクサはめぐみが持っているのですが、名護さんにイクサを渡します。その後も26話でイクサがファンガイアに奪われ、名護さんにイクサを渡します。完全にサポートに回るめぐみを観て、涙目になってしまいました。
次狼の場合
次狼は麻生ゆりと結婚して種族を反映させたかった。しかし、ゆりは音也を愛して、次狼は一時、姿を眩ました。
その後、結局、姿を現したあと、第30話では音也に対し
「俺が身をひいてやったんだぞ!」
みたいなことを言います。本当に根に持ってたら、そもそも姿現さないし、逆恨みしてもおかしくはないと思いますが、この発言。言わない発言です。次狼の好感度が上がる場面です。
名護さんの場合
ミュージシャンの夢を打ち砕かれれ、絶望した健吾さんが、イクサになります。名護さんは悔しがりますが、その後、彼のサポートに回ります。しかし、そのたびに、健吾さんにコーヒーかけられたり、殴られたり、蹴られたりします。なぜ怒らない!?
なぜ?根に持たないのか?
3人それぞれの根に持たないシーンを観ていて、大変、清々しく感じました。こうありたいと思いました。通常だったら、根に持って逆恨みするレベルだと思うのですが、なぜ?根に持たないのか?分析してみました。
それは2つ理由があると思いました。
相手を心の何処かで認めている。または気持ちがわかる。
相手に対して、嫌いではあるが、ある部分、認めているのではないでしょうか?めぐみの場合は、名護さんは嫌いだけど、強くて頼れるところは認めているし、次狼は音也は嫌いだが、人間ではないとわかっても、対等に付き合う音也を認めていたのではないでしょうか?また、名護さんは、健吾の絶望した気持ちをわかっていたのではないでしょうか?
目的をしっかり持っている。
また、それぞれ目的がしっかりしていたのではないかと思います。
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- めぐみは母親の意志を継いでファンガイアを倒すこと。イクサはあくまで手段。
(※めぐみは第20話で自分の目的を考え”戦士として生きる”と目的を宣言していました。) - 次狼は種族の繁栄。ゆりと結婚するのはあくまで手段。(好きだったのかもしれないが)
- 名護さんは正しい行いをすること。イクサはあくまで手段。
- めぐみは母親の意志を継いでファンガイアを倒すこと。イクサはあくまで手段。
この2つの条件がそろえば、根に持つことが、少なくなると思いました。
まぁこの2つの条件をそろえるのが、難しいんでしょうけど(>_<)