大人びた子供に感服
漫画「幽遊白書」「ハンターハンター」などで一世を風靡している冨樫義博先生。
私の中ではなんといっても「レベルE」という作品は非常に素晴らしいと思っています。
笑える上に、人生の教訓にもなる。まさにバイブル!
その中でも「原色戦隊カラーレンジャー」のくだりが一番面白い。
彼ら5人の小学生のセリフが大人びている。
作中で王子の余興に巻き込まれ、小学校の担任先生の正体が
「宇宙人かつ腕利きの始末屋」
だとわかり、一度は驚く彼らですが
先生が何者でもどーでもいいので、普通の生活に戻りたい
と言うところは大人びているを通り越して既に悟りの境地にいるのではないかと思います。
それに対して先生も
うんうん、君たちのそういうところ、先生好きよ
といいます。
大人が子供たちに「夢を持て!」なんていって、キラキラした子供像を勝手に描いてしまいますが、確かにそういうことも大事だけど
普段通りの生活が一番いい。
と、思える精神も同じくらい大切だと思います。
と思う人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。
言葉には出さないけどそう感じている子供も多いはずです。
不登校になったりする子供が多いのは、好きでもないクラスメイトと一緒の部屋に詰め込まれて、
「夢を持て!ないなら受験しろ!」
とかなんとか言って、「普段通りの生活」が壊されていくからなんじゃないでしょうか?
・・・・さらにこの後も、良い話が続きます!
先生とのやりとりが続き、子供たちが先生へ王子を捕まえてとお願いします。
そこで先生は
でもね。キミ達には先生いつも言っているでしょ?すぐ人の助けを借りちゃダメ。クラスの中には人に頼らなくちゃ生きていけないような傷つきやすい子もいるけどキミ達は違うわ。困ったときに何とかできる強さを持っているのよ
と言います。
確かに私も学校生活をしていて、「人に頼らなくちゃ生きていけない人」と「困ったときに何とかできる強さを持っている」っていましたね。
この違いはなんなんでしょう?
そして、やっぱり誰しもが「困ったときに何とかできる強さをもつ」人間になりたい!
または親になったときにそういう子供に育って欲しいと思うと思います。
当ブログの性質上、ちょっとここを掘り下げてみたいと思います。
困ったときに何とかできる強さをもつには?
まずは「自己肯定感の高さ」だと思います。
自分が信じられないから誰かに頼りまくるわけです。
自己肯定感を高くするには「足るを知る」ことが重要だと思います。
自分が満ち足りていることを自覚すれば、心に余裕ができ、自然と自分に肯定的になれると思っています。
カラーレンジャーの子供たちが言っていた、
「普段通りの生活が一番いい」
っていうのも「足るを知っている」境地にいると思います。
また、もし人の親になったときに、子供にそうなって欲しいと願うのなら
「まずは自分がその境地に達すること」だと思います。
まぁこれは当然か・・・。
なので、今の生活を感謝することを始めると良いと思いました。
そもそも日本に住んでいる自体で、水は飲み放題だし、生活保護はあるし、治安は良いので、もうなんでもいいので、「満ち足りている」ことを探してみてみるということをしていきたいと思いました。