今回は電撃戦隊チェンジマンの大星団ゴズマの幹部たちから「媚びない生き方」を学んでみようと思います。
大星団ゴズマについて
このサイトにたどり着いた人なら知ってるとは思いますが「大星団ゴズマ」についておさらいします。大星団ゴズマとは電撃チェンジマンに敵対する星王バズーを頂点とした組織です。ゴズマの幹部たちは皆、星王バズーに星を滅ぼされた者たちで構成されており、幹部のギルーク指令や、女王アハメスなどは、故郷の星の再興を条件にゴズマへ忠誠を誓っています。
ん?媚びてるじゃん?
パッと聞いた感じだと「星王バズーに従えば故郷を返してくれる」と思って従っているのであれば、媚びてるじゃん!と思うと思います。作品を観てても「ハハー」とか言って頭下げていますが、彼らの行動をよく観てると(特に後半あたり)。
表面上、従っているフリをしているだけです。
それもそのはず、彼らのほとんどは「星王バズーに従えば故郷を返してくれる」ということで従っているので、裏を返せば
「故郷の再興」という条件がなければ、ゴズマへ従わない
ということです。
度胸あると思いませんか?自分の星滅ぼされているクセに、条件付きで配下になるわけです。
媚びてないどころか、調子に乗っているともとれます。
この度胸はどこからくるのでしょう?
私はこうとらえました。
幹部全員に大切なもの 軸にしているものがある。
それはギルーク指令、女王アハメス、副官シーマは故郷の星。
副官ブーバは宇宙海賊という誇り。
ゲータは家族との絆。
みんなそれぞれ、軸となるものがある
例え星王バズーに忠誠を誓っていても、彼らには軸となるものがあります。表面上は従っているように見えますが、魂は星王バズーに売り渡してはいないわけです。
そこに明確な意志はあるか?
彼らゴズマの幹部は、なんとなく星王バズーに従っているわけではなく、明確な意思で従っているわけです。だからその条件が成立しなければ、反旗を翻します。(実際、反旗を翻している幹部がほとんど)
これって当然のことだと思いがちですが、現実世界に置き換えると、こういった意思で動いている人は少ないと思います。
私のことで言い換えると
私は今まで、明確な意思で動いてはいませんでした。
子供の頃は、親の機嫌を伺っていたように思えます。
親が野球が好きだから、認めてもらえるなら野球やるか。。
進学に関しても、ちょっと世間体意識して、進学してみたり。。。
就職してからは会社の機嫌ばかり伺っていました。
そうではなく、
自分は何のために野球をやっているのか?親のため?自分のため?
進学は何のためにするのか?就職?研究者になりたい?
何を条件に就職したのか?出世?お金?スキルアップ?やりがい?
こういったことを考える必要があると思うので、そうでなければ何かに媚びた人生になってしまう。
例えば上司に飲みに誘われたとしましょう。
もし、「出世をしたい!」という明確な意思があれば行って、飲みの場で気を利かせるべきでしょう。
しかし、スキルアップがしたいならさっさと家に帰って自己研鑽をするべきです。
(※飲みの場で上司に色々教えてもらうという手もあるかもしれませんが、ここではスキルの低い上司ということにしてください。)
明確な意思があれば、そういう判断を一瞬で決められることができるのです。
明確な意思はすぐに決められる問題ではないのですが、決めない限りは大きく前へ進むことはできないと思います。
じゃあどうすれば良いか?
「大切なもの、軸となるものなんてそんな簡単に、決めれられるものじゃない。」
その通りです。
自分で考える時間を確保し、じっくり考えるのが良いと思います。
それで終わってはこのブログの意味はない。そこで、大切なこと、軸を持っているゴズマの幹部たちを振り返ってみましょう。
彼らには共通点があります。何か気づきませんか?
それは
みんな、不遇な境遇にあるということです。
まぁみんな星を滅ぼされているからゴズマにいるわけなので、当然と言えば当然ですが。。。
ここで言いたいのは不遇な境遇にあった人たちというのは得てして大切なものに気づくということです。
「じゃあ、不遇な境遇に会わないと大切なことを見つけられないじゃん」
ってことになりますが、それをシミュレーションしてみるのです。
例えば「日本が壊滅して、命からがら生き延びて、家族がバラバラになった場合」なんてどうでしょう?
- 家族を探す!
- 一人で生き抜く。
- 日本を復興させる!
なんて考える人もいるかもしれません。
また色々と不幸になったパターンを色々考えてみるのです。月並みに「余命3カ月を宣告されたら?」なんてのもいいと思います。
これで必ず大切なことが見つかるとは限りませんが、このシミュレーションをした後に会社や周りに「媚びている自分」を振り返ってみるとなんだか小さなことに感じませんか?
こういうことを繰り返していけば、必ずブレない軸を形成することができると思っています。