今回は電撃戦隊チェンジマンの「副官シーマ」から学んだことで日常生活に応用できることがあったので、紹介します。※極力ネタバレを排除しています。
副官シーマとは?
電撃戦隊チェンジマンの敵対組織「大星団ゴズマ」の幹部。元アマンガ星の王女で、アマンガ星がゴズマに支配されたため、配下に加わっています。絵にかいたような美人の容姿と、男のような声(※)のバランスが魅力的です。チェンジマンと幾度となく戦いを繰り広げていく、主要な幹部の一人です。
※声は演者(藤枝かなさん)自身の声ではなく、男性の声(飯田道郎さん)で吹替している。
着ている戦闘スーツは黒と赤の色合いがカッコ良く、ベルトあたりを現代風にすれば、今でも通用するデザインじゃないでしょうか?
そして、女性の出で立ちで男の声。多様性がクローズアップされてきた現代において彼女をみると、かなり前衛的なキャラクターなのではないでしょうか?
シーマを語る上で重要なエピソード
彼女を語る上で欠かせない話が第46話「美しきシーマ!」です。
シーマは戦いでショックを受け、記憶を失ってしまいます。
記憶を失ったまま街をフラフラしているところをチェンジマンが見つけます。
しかし、いつもの冷徹なシーマの印象はなく、優しいお姫様みたいな感じになってしまいます。
それもそのはず。彼女は元々アマンガ星の王女であり、ゴズマに星を侵略されていなければ、れっきとしたお姫様なのです。
記憶がないシーマが動物と戯れたりしている姿をみて、チェンジマーメイド、渚さやかはこういいます。
「とっても優しい女の子、シーマは本当はこんな女の子なのかしら」
過去の記憶によって行動が変わる
ゴズマに所属しているときの記憶がなければ、シーマは普通の女の子。これは裏を返せば、冷酷非道なシーマになってしまったのは、
ゴズマ時代の記憶があるから
ということだと思います。
そりゃそうだと思うかもしれませんが、私はこれは記憶喪失に限ったことではないと思いました。考えを更に発展させると
過去の記憶によって、その人の行動が変わるということ。
だと思います。
現実だと例えば「上司から怒られた記憶」がある場合、その上司に相談したいことがあっても、「怒られた記憶」が邪魔して、ちょっと相談しずらくなりますよね?
そうこうしているうちに相談が遅れ、また怒られるわけです。過去の「上司に怒られた記憶」が「報告が遅れる」という行動を誘発しているわけです。仮にこの「上司に怒られた記憶」がなかったらどうでしょう?普通に報告しに行きますよね?
なので、日常の生活においても「過去の記憶」というのは「行動」に影響するわけです。
日常生活に役立てるには?
今までの話の流れだと「過去の記憶」が「行動」に影響するならば、シーマのように記憶喪失にならないと「行動」は変えられないんじゃないか?ということになってしまうと思いますが、実はそうではないと考えます。
過去の記憶を上手く利用します。
その方法は、私が考えた中でも2つあります。「過去の記憶を切り離す」と「過去の記憶の思い出を変える」の2つの方法があります。都合の良いように過去の記憶を切り離せばいいのです。
今回の「上司に怒られた記憶が邪魔して、上司の報告が遅れる」というのを例にとると、
「上司に怒られた」のと「上司に相談する件」は関係ないと考えることが「過去の記憶を切り離す」ということになります。前に怒られたからって報告することには変わないかぁって、思えるようになります。
また、
「上司に怒られた」ことに関して「上司も大変なんだなぁ」と同情することが「過去の記憶の思い出を変える」ことになります。同情することができれば、報告もしやすくなると思います。
ここでは、過去の記憶の操り方を2つほど紹介しましたが、記憶の扱い方は人それぞれです。ですので、この2つのやり方が全てではありません。でも、これから「行動をチェンジしたい!」(チェンジマンだけに( ̄▽ ̄))と言う人は、過去の記憶に対してどう処理するかを考えると前に進めると思います。