今日は長所を伸ばすということと、仮面ライダー龍騎の「ファイナルベント」を絡めて話をしたいと思います。
ファイナルベントとは?
ファイナルベントというのは、平成仮面ライダー3作目、仮面ライダー龍騎で、それぞれのライダーが使う必殺技のことです。ファイナルベントは各仮面ライダーごとに技が異なっており、仮面ライダーが契約したモンスターの長所を活かした技になっています。これがめちゃくちゃカッコいいのです!
例えば、主役の仮面ライダー龍騎はドラグレッダーというドラゴンと契約しているので、空高く舞い上がったあと、ドラグレッダーが吐く人と共にキックを繰り出します。まぁ王道だよね。
銃や大砲などの武器を沢山保有する、仮面ライダーゾルダは重火器の一斉射撃。ライダー同士が戦いをしている間にこれをぶっ放します。そのあと、「ごちゃごちゃした戦いは嫌いなんだよ」と言います。ゾルダ本人の性格がにじみ出た必殺技です。
極悪非道なライダー、仮面ライダー王蛇は、召喚獣が吐く毒と一緒に足を交互にバタつかせてのキック。暴れん坊の特徴が活きています。
特に私が好きなファイナルベントは仮面ライダータイガ。
相手の不意をついて、契約したモンスター「デストワイルダー」が相手に襲い掛かり、散々相手を引きづり回し、その先には、気合を貯めているタイガが待ち構えています。そして、爪のような武器で相手の腹をえぐるという技。元々、陰湿なイメージがある人間なので、これもタイガ本人の性格が出ている技です。
ファイナルベントが炸裂すると、視聴者が
「うお~!あの技、カッコいい!✨」と一気に盛り上がる。
彼ら仮面ライダーたちが一気に輝き始めるわけです。
そのライダーの特徴・性格を更に活かすのがファイナルベントなんですね。
で、長所を伸ばすことと何が関係あるの?
現実の世界に置き換えると、それぞれ大なり小なり、長所があると思います。例えば、私の職業はプログラマーですが、みんな肩書きはシステムエンジニアか、プログラマーと呼ばれ、同じ仕事を割り振られていても、それぞれ得意とするところが違うので、違った動きをする。
ある人は環境構築が得意なので、テストしやすい環境を作って、仕事をこなしたり、
ある人はお客さんと交渉するのが得意なので、交渉してシンプルな仕様にしたり、
ある人は技術が大好きなので、新しい技術でツールを作ったり、
ある人は、プログラムの処理速度を改善させたり
こういった「長所」が彼らの「ファイナルベント」なんです。
例えば、お客さんが
「う~ん。プログラムの処理速度が遅い!何とかしろや!」
って相談が来た時に
「プログラムの処理速度を改善させる」エキスパートが
「任せてください!✨」
といってサッと直したら、カッコいいでしょ?輝くでしょ?まさにファイナルベントを炸裂させた仮面ライダーと一緒なわけです。
それに共通点はこれだけじゃない。得意なものって彼らの性格がにじみ出ているわけです、「プログラムの処理速度を改善させる」のが得意な人って日頃から効率を重視している人だったりするわけなんです。
また、補足をすると、優秀な人は全部できているようにも見えますが、良く観察してみると、得意なところが著しく光っているだけで、あとは平均的(またはそれよりちょっと上くらい)だったりします。たまに優秀な人でも「え?それ知らなかったの?できないの?」と、拍子抜けするときがありますが、長所が光りすぎて、スルーされるわけです。
自分のファイナルベントを見つけろ!そして他人のファイナルベントを見抜く!
ここからが本題、じゃあどうやって自分のファイルベントを作るのか?そして、他人のファイルベントを見抜くのか?
それは
比較
をすることだと思います。よく巷では「他人と比較しないで自分の道を進め」みたいなことが盛んに言われています。私もそう思います。
しかし、
落ち込んでいるときはそれでいいんですが、別に落ち込んでいないときはガンガン比較していいと思っています。
比較の仕方としては
●自分のファイナルベントを見つける時は・・・
他人と比べ、自分は何ができているのが、何ならストレスと感じないのか?自分は効率を重視したいのか?それとも感情を優先したいのか?スキルアップを優先したいのか?家族を大事にしたいのか?
●他人のファイナルベントを見つける時は・・・
自分や他人と比べ、あの人は何が得意なのか?何を気にしているのか?感情?効率?仕事は嫌い?仕事は好き?
などなど色々、比較してみることだと思いました。