仮面ライダーオーズというのは『欲望』と向き合う作品
大体30歳くらい過ぎたあたりから、手に入るものと、入らないものが、だいたい見えてきた気がします。
万が一、宝くじが当たったとしても、プロサッカー選手とかには総理大臣とかにはなれないわけです(なりたくないけど)
今回は夢と欲望に関するアンクの一言が気になったので紹介します。
仮面ライダーオーズ/OOO第38話 事情と別れと涙のバース
シーンの紹介
伊達がヤミー(敵)に寝返り、映司達を攻撃した。
映司達は一度その場から逃げる。
一息ついたあと、映司たちは伊達が裏切った理由について話し合う。
伊達は自分の「1億円を貯める」という夢のため、裏切ったのではないかという話が上がるが、後藤は「伊達はそんな汚い手段で稼ごうとするとは思えない」と話す
そこでアンクが鼻で笑い
夢なんてのはお前ら人間が欲望を都合よく言い換えただけだ。キレイも汚いもあるか。
と言い放つ。
夢と欲望の違い
アンク!なんて身も蓋もないことを!と思いますが、
でも、
夢と欲望の違い
って一体なんだろう?って私は思いました。
とりあえず、まずは辞書を引いてみます。
~夢~
現実のあり方とは別に心に描くもの。将来実現させたい希望・理想。現実を忘れてうっとりするような、すばらしいもの
~引用 岩波 国語辞典 第七版~
~欲望~
ほしがる心。不足を感じて、これを満たそうと望む心
~引用 岩波 国語辞典 第七版~
・・・欲望のほうが現実味を帯びている感じがします。
対して、
夢の方がちょっとフワフワしてて甘い感じがします。
叶ったらいいなぁ~感
がハンパないです。
努力する気あるのか?
的な感じがします。
あくまで辞書の文字だけで「夢」という文字を考えると、
「夢」だと妄想だけして一生叶わない
気がしてなりません。
でも、
例えば
「サッカー選手になるのが私の欲望です!」
「この会社の社長になることが私の欲望です!」
って宣言したらどうでしょう?
なんか、嫌な感じがしますね。
相手を蹴落としてでも、願いを叶えようとするのではないか?
と、相手に不快感を与えてしまえそうですよね。
結論としてはなんなの?
あくまで私の考えですが、
夢と欲望の違いは自分や相手の伝わり方が違うだけで、「願い事」という意味では同じ
なのではないかと思います
しかし、
伝わり方が違うと、その後の人間の行動も変わってくる。
ここが人間社会では厄介なところ(私が人間じゃないような言い方ですが(笑)
「夢」だと一生叶わない気がする
「欲望」というのは、たしかに必要だけど、全面に出すものではない
だからもし、願いを叶えたいなら
心の中では「欲望」だと思う
人前で話す時は「夢」という言葉
を使えばいいと思いました。
私の場合でいえば、建前も本音も『夢』という言葉をつかっていましたが、本気で願いを叶えたいならここは素直に『欲望』という言葉を使って願いを叶えていこうと思いました。
もっと貪欲にならなければ!
でも、鴻上会長は人前で『欲望』って言っているけどね。それが彼の凄いところ(笑)